上司に伝えて産休を取得することになったものの、職場に在籍はしていても実際には仕事をしないことから、給与面はどうなるかは気になります。子育てをするにもお金は必要、それはまだ生まれる前とその後も必要なことです。正社員であれば毎月一定金額が口座に振り込まれますが、そうした月給は産休期間には振り込まれません。会社ごとの考え方があるので、たとえ産休中であろうとも、全額ではなく給与を何割かだけは支払うこともあります。そうしたケースはごくまれであり、原則的には支払われないと心得ておくことです。労働を会社に提供をしての対価となるのが、毎月入ってきていた給料にあたりますから、産休中は仕事をしないことから支払いはありません。では一体産休期間の、家計の不足となる分はどうしたらいいのか、お金のことでいささか不安がよぎったとしても、そこは健康保険や雇用保険から支給される分でカバーです。会社をしばらくの間はお休みをする事になる女性に対しては、出産手当金があります。出産にかかる費用だけではなく、暮らしに必要な費用なども一定金額援助をするためにあるのが出産手当金です。その人の給与の何割かであり、具体的な割合としては5割から7割くらい、高収入を得ていた人ほどもらえる金額は高くなります。もらうためには務めている会社の健康保険に、必ず加入していることが条件です。振り込みをされるのは申請後、ひと月からふた月ほどたってからであり、出産手当金のために必要となる申請用紙は、産休に入る前に入手をしておきます。医者による必要事項記入の欄がありますので、担当医に入院中に書いてもらうことも必要です。用紙の提出に関しては生まれてから56日が過ぎてから、その前に申請をしたら再び申請をする事になります。出産手当金は申し込み用紙に書いた口座に振り込まれるので、申請をして1ヵ月から2ヵ月したら振り込みを確認することです。育児休業給付金もありますが、これは育休中のものであり、この時に取得をすることができます。